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12月30日のNY為替概況


 30日のニューヨーク外為市場でドル・円は102円96銭まで下落後、103円36銭まで上昇して引けた。米11月卸売在庫速報値や11月中古住宅販売成約指数が予想外に前月から減少したほか、11月前渡商品貿易赤字が過去最大に膨らんだため回復への懸念から債券利回り低下に伴うドル売りが強まった。その後、12月シカゴ購買部協会景気指数が予想外に改善したため下げ止まった。

ユーロ・ドルは1.2310ドルまで上昇後、1.2271ドルまで反落して引けた。欧州中央銀行(ECB)専務理事兼首席エコノミスト、レーン氏はドイツ紙とのインタビューで今後もユーロ高の動向を非常に注意深く監視していくとしたため高値警戒感からユーロ買いが後退。

ユーロ・円は126円47銭まで下落後、127円02銭まで上昇した。

  
ポンド・ドルは1.3574ドルから1.3618ドルまで上昇。英国下院は、政府が欧州連合(EU)と合意した自由貿易協定(FTA)の暫定発効に向け関連法案を可決、英EU指導者の署名を受け離脱の混乱回避への安心感からポンド買いが優勢となった。

ドル・スイスは0.8842フランから0.8817フランまで下落した。

[経済指標]・米・11月卸売在庫速報値:前月比-0.1%(予想:+0.6%、10月:⁺1.2%←+1.1%)・米・11月前渡商品貿易収支:-848億ドル(予想-815億ドル、10月—803億ドル)・米・12月シカゴ購買部協会景気指数:59.5(予想:56.3、11月:58.2)・米・11月中古住宅販売成約指数:前月比‐2.6%(予想:0.0%、10月:−0.9%←-1.1%) <KY>
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