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NY株式:米国株式相場はまちまち、ワクチン期待や政府機関閉鎖回避が下支え


米国株式相場はまちまち。ダウ平均は47.11ドル高の30046.37ドル、ナスダックは27.94ポイント安の12377.87ポイントで取引を終了した。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けてニューヨーク市も14日からレストランの室内営業を停止すると発表するなど、回復が停滞するとの懸念で寄り付きから下落した。しかし、食品医薬品局(FDA)がファイザーなどが開発した新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を速やかに許可し、来週にも接種が開始される可能性が濃厚となったほか、上院が1週間の暫定予算案を可決し政府機関閉鎖が回避されると上昇に転じた。セクター別ではメディア・娯楽が上昇した一方で、自動車・自動車部品、消費者サービスが下落した。

エンタテーメントのディズニー(DIS)はストリーミング配信サービス、ディズニープラスの会員数が2024年までに2.3億人から2.6億人に達するとの見通しを発表し、急伸。ステートストリート銀(STT)は資産管理部門での選択肢を模索しているとの報道を受け上昇した。一方、ソフトウェア会社のスノウフレーク(SNOW)、航空会社のアメリカン(AAL)やユナイテッド(UAL)などはドイツ銀による投資判断引き下げが嫌気され下落した。また、半導体メーカーのクアルコム(QCOM)は、携帯端末のアップル(AAPL)が自社製セルラーモデムの開発に着手するとの報道を嫌気し急落。

保健社会福祉省のアザー長官は、来週、14日、または15日に国内でのウイルス接種開始を見込んでいると述べた。

(Horiko Capital Management LLC)

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