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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、欧州通貨売り継続ならドルに買い


8日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想したい。ブレグジットの不透明感や欧州中銀(ECB)の追加緩和観測で、欧州通貨売りに振れやすい見通し。また、米国内での新型コロナウイルスまん延で、リスクオフのドル買いが見込まれる。

前日は英国と欧州連合(EU)との通商協議で合意に達することができず、交渉打ち切りの報道などを受けポンド・ドルが大きく下げ、ドル・円が押し上げられる場面もあった。また、NYダウの反落でややリスクオフのドル買いも観測され、ドル・円はその後も底堅く推移する。本日アジア市場でも引き続き欧州通貨にらみの展開で、全般的に方向感は乏しい。一方、日経平均株価や米ダウ先物の軟調地合いでリスク許容度は低下しており、円買いも出やすい。そうしたなか、ドル・円は104円付近の買戻しで下値の堅い値動きとなった。

この後の海外市場も欧州通貨主導の展開が予想される。10-11日のEU首脳会議に向け漁業権などで合意できるかが焦点で、交渉は合意と決裂の両にらみのためポンドは積極的に買いづらい。また、10日のECB理事会では追加緩和が確実視されるほか、当局者によるけん制が見込まれるため高値圏推移のユーロも買いは後退しそうだ。他方、米追加経済対策の与野党協議が進展すれば株高に振れ、ドル買いは弱まる見通し。ただ、ワクチン供給が期待される半面、制限措置の強化で経済活動の縮小が警戒され、ドル買いは根強いとみる。

【今日の欧米市場の予定】
・18:30 南ア・7-9月期GDP(前年比予想:-7.4%、4-6月期:-17.1%)
・19:00 独・12月ZEW景気期待指数(予想:46.0、11月:39.0)
・19:00 ユーロ圏・7-9月期GDP確定値(前年比予想:-4.4%、改定値:-4.4%)
・22:30 米・7-9月期非農業部門労働生産性改定値(前期比予想:+4.9%、速報値:+4.9%)
・03:00 米財務省・3年債入札

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