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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、欧米株安もリスク要因の後退で円売り継続


10日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。株式相場が前日の急騰による反動で失速し、安全通貨売りは弱まる見通し。ただ、米大統領選の通過でリスク要因が後退し、円売りの継続で主要通貨は下げづらい展開となりそうだ。

米大統領選のバイデン民主党候補による週末の勝利宣言を受け、前日の取引ではリスク選好ムードが広がった。また、新型コロナウイルスのまん延が深刻化するなか、ワクチン開発への期待感も後押しし、欧米の株価指数は急騰。それを受け、ユーロ・ドルは2カ月ぶりに1.19ドル台に浮上。その後米10年債利回りが水準を切り上げるとユーロが失速するなか、ドル・円は一時105円60銭台に上昇した。本日アジア市場でリスク許容度はやや低下したが、日経平均株価の堅調地合いを背景に円売りは続き、ドルは105円付近で推移した。

この後の海外市場では前日ほどの大きな値動きは想定しにくいものの、米大統領選など重要イベント通過に伴うリスク要因の後退で、引き続き安全通貨は売られやすい。そうしたなか、コロナ再拡大に見舞われるドイツのZEW景気指数が低調な内容となればユーロ・ドルの売りが見込まれ、ドル・円の下げを抑制しよう。また、欧米株式先物の弱含みで今晩の株安が予想され、ドルは売りづらい見通し。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者の講演などが予定され、バイデン次期政権の財務長官起用の観点から発言内容が注目されそうだ。

【今日の欧米市場の予定】
・19:00 独・11月ZEW景気期待指数(予想:44.0、10月:56.1)
・21:30 カプラン米ダラス連銀総裁オンライン討論会参加
・24:00 米・9月JOLT求人件数(予想:650.0万件、8月:649.3万件)
・24:00 ローゼングレン米ボストン連銀総裁オンライン会議参加
・24:00 カプラン米ダラス連銀総裁講演(テキサス大学)
・02:00 カプラン米ダラス連銀総裁講演(外交問題評議会)
・03:00 米財務省10年債入札
・04:00 クオールズ米FRB副議長上院証言
・07:00 ブレイナード米FRB理事討論会出席(地域再投資法関連)





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