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注目銘柄ダイジェスト(前場):リバーエレテク、Gunosy、福井コンピなど


大東建<1878>:9686円(+406円)
大幅続伸。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の400億円から515億円、前年同期比14.2%減にまで増額。工事の進捗が想定以上に進んでいるほか、営業活動の一部自粛などによる販売管理費の未消化などもプラスに寄与したようだ。第1四半期が同15.3%減であったため、大きなサプライズはないものの、相対的な株価の出遅れ感の強さから、見直しの動きが優勢になっている。


福井コンピ<9790>:3465円(+305円)
急伸。いちよし証券ではレーティングを新規に「A」、フェアバリューを4500円としている。建設業界における熟練技能工の減少が続くなか、人手不足によるICTの活用はさらに広がるとみており、建設デジタル市場の拡大に伴う成長ポテンシャルに期待としているようだ。22年3月期以降は2ケタの利益成長回帰を予想している。また、5Gを機に、VRを活用した物件の内覧、遠隔施工など新技術の実用化にも期待と。


日本コークス<3315>:70円(+6円)
大幅続伸。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の11億円から14億円に増額、前年同期は0.2億円の赤字であった。製品市況の堅調推移によって、コークス事業の業績が上振れのもよう。第1四半期は4億円の赤字で、前年同期比13.3億円の損益悪化と低調なスタートであったことから、業績上振れにはインパクトも強まる形とみられる。


ASJ<2351>:1063円(-43円)
大幅に反落。第三者割当で新株予約権を9100個(潜在株式数は91万株)発行すると発表している。割当日は11月4日。調達資金の10.06億円(差引手取概算額)は新規データセンターの設立に係る設備投資資金(7.00億円)、新規事業及び新規サービスに係る開発投資資金(3.06億円)に充てる。潜在株式数は発行済株式総数(794万7100株、3月31日時点)の11.45%に相当することから、株式価値の希薄化懸念で売り優勢となっている。


Gunosy<6047>:806円(-102円)
急落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「ニュートラル」から「アンダーウェイト」に格下げ、目標株価も800円から630円に引き下げている。第1四半期の月間アクティブユーザー数が2四半期連続で減少していることを評価引き下げの背景としている。大手媒体との比較で売上回復には時間が掛かるとみており、21年5月期の会社計画は下限値の達成も難しいとしているようだ。


ACSL<6232>:2798円(+73円)
大幅に続伸。文部科学省の先端研究基盤共用促進事業の支援を受けて国内4機関が実施する受託事業「風と流れのプラットフォーム」の「特定利用課題」に採択されたと発表している。強風などの環境でも安定した飛行制御が可能な物流用ドローンの開発を目指す。物流用ドローンの利活用が想定される離島や山間部では天候の急激な変化などが発生しやすいため、ドローンの耐風性能が重要な課題になっているという。


リバーエレテク<6666>:1391円(+274円)
大幅高で年初来高値。製造子会社の青森リバーテクノ(青森市)の水晶振動子の製造ラインなどを増設すると発表している。設備投資額は6.3億円、稼働開始は21年6月の予定。今年5月から計画的に生産体制の強化を図ってきたが、需要拡大に対応するため中長期的な成長を見据えた生産能力の増強を図る。リバーエレテックでは、次世代通信規格「5G」の進展に伴い、音叉型水晶振動子の安定した供給体制の構築が求められると予想している。

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