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もち合いレンジ上限レベルを突破【クロージング】


8日の日経平均は反発。224.25円高の23647.07円(出来高概算10億2923万株)で取引を終えた。トランプ大統領が航空会社や中小企業など的を絞った追加財政支援を支持する意向を示したことが好感された米国市場の流れを受けて、日経平均は節目の23500円を回復して始まった。その後はこう着の場面もみられたが、注目されていた副大統領候補による討論会が荒れることなく、淡々と進められているなか、売り仕掛けへの警戒感は後退。グローベックスの米株先物が堅調に推移していたこともあり、反対にショートカバーの流れが強まる格好となり、前引け間際には23600円を回復、後場は狭いレンジながらも23600円を上回っての推移が続き、一時23701.77円まで上げ幅を広げる場面もみられている。

東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1200を超えており、全体の6割近くを占めている。セクターでは海運、鉄鋼、サービス、精密機器、証券、化学が堅調。半面、空運、ゴム製品、電力ガス、小売、陸運が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>、エムスリー<2413>が堅調。一方で、イオン<8267>、KDDI<9433>が冴えなかった。

日経平均はこれまでのもち合いレンジだった23000円から23500円のレンジ上限を捉え、これを突破してきており、ショートカバー中心の上昇となったようである。また、オプションSQを控えていることもあり、レンジ上限突破によってヘッジ対応の動きもあったと考えられる。その他、個別においてもマザーズの指数インパクトの大きい銘柄の上昇が目立っていたが、その他では信用需給妙味の大きい銘柄なども強い値動きをみせており、ショートカバーの流れも強まったようである。

引き続き米大統領選や追加経済対策を巡る動向を注視した相場展開となろうが、日経平均はレンジ上限を突破してきたこともあり、調整を見せたとしても23500円に接近する場面においては押し目買いの流れが強まりそうである。また、NT倍率(日経平均÷TOPIX)は前日に14.19まで低下していたが、本日は14.29まで上昇する場面をみせてきており、上値抵抗として意識されていた25日線レベルを捉えてきている。抵抗線突破の動きをみせてくる可能性が考えられ、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の出直りが意識されそうだ。



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