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重要イベントが控える中では、しばらく短期的な物色に【クロージング】


1日の日経平均は小動き。1.69円安の23138.07円(出来高概算10億2769万株)で取引を終えた。TikTokの米国事業売却に中国政府の許可が必要となるよう規則が変更されたとの報道を受けて米中対立懸念が強まるなか、昨日の大幅なリバウンドに対する反動もあり、やや利食い優勢の展開となった。前場半ばには23047.77円まで下押す場面もみられたが23000円は割り込まず、その後中国の経済指標を受けて前引けにかけて切り返す動きもみられた。しかし、前日終値を挟んでのこう着が続いており、後場は80円程度の狭いレンジ取引となっている。

東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1100を超えており過半数を占めているが、ほぼ拮抗状態。セクターでは、その他製品、精密機器、卸売、サービス、電力ガス、非鉄金属がしっかり。半面、陸運、水産農林、倉庫運輸、不動産、繊維、保険が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、エムスリー<2413>、東エレク<8035>が堅調。一方で、KDDI<9433>、ソフトバンクG<9984>が重石となっている。

こう着感の強い相場展開となり、物色対象も明確な方向性が見いだせず、昨日のバフェット氏の大手商社5社の株式取得を背景に商社株の一角が引き続き物色されていたほか、次期総裁の有力候補とみられている菅官房長官に関連した銘柄を探る動きのなか、デジタルガバメント政策に関連した銘柄への物色、一方で通信料値下げへの思惑等から昨日同様、通信キャリアが冴えない。また、こう着感が強まるなか、個人主体の資金は中小型株の値動きの強い銘柄へ集中する展開だった。

総裁選への思惑による物色は短期目線であり、投資家もこれを理解しての物色とみられている。また、商社株への物色がバリュー株への波及につながるかを見極めたいムードもあり、商社から大きく物色対象が広がる流れを待つ格好である。そのため、物色対象に広がりがみられず、一部の材料がある銘柄に短期資金が集中する流れのようだ。米国も同様にアップルやテスラなどに集中しており、全体としては大統領選を控えてヘッジの動きもみられている。重要イベントが控える中では、しばらく短期的な物色にとどまろう。



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