6日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:物色対象の変化を見極め
■ホンダ、1Q営業赤字1136億円、21/3期予想68.4%減の2000億円
■前場の注目材料:三菱自、R&D効率化ディーゼル継続・欧縮小


■物色対象の変化を見極め

6日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開となりそうだ。5日の米国市場は上昇し、NYダウは373ドル高だった。ナスダックは連日で最高値を更新し、一時11000ポイントに乗せている。追加財政策の交渉で政府側が譲歩する意向を見せたため合意に向けた期待感が強まったほか、新型ウイルスワクチンへの期待、7月ISM非製造業景況指数が予想外に改善したことも材料視されている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円安の22470円。円相場は1ドル105円60銭台で推移している。

米国市場の上昇の流れは材料視されるが、シカゴ先物の動きからは積極的な売買は手控えられやすいだろう。米国は追加財政策がまとまるまでは期待感から強含みの展開が続きそうだが、決算発表が第2弾のピークを向かえる中では、市場反応は限られそうである。また、昨日の日経平均は22300円台まで下げた後に22500円台を回復するなど底堅さが意識されるものの、先物市場でのまとまった売買はみられず、日銀のETF買い入れに絡んだ売買にとどまっている。

またADP雇用者数は予想を大幅に下回っていることもあり、週末の雇用統計への警戒感も売買を手控えさせる一因になりそうだ。そのため、物色としては決算を手掛かりとした日替わり物色に向かいやすい。また、日経平均は25日線レベルでの底堅さが意識されることからセンチメントは悪化せず、主力銘柄への物色を手控えるものの、中小型株での値幅取り狙いの商いは活発となろう。

昨日の日経平均は小幅な下げとなったが、東証2部指数やマザーズ指数、JASDAQ平均は上昇しており、引き続きこの流れは続きそうである。また、ナスダックは最高値を更新しているが、ハイテク株はまちまちの展開であり、テスラも引き続きこう着感が強まっている。物色対象が変わる可能性もあるため、日本株市場についてもハイテク株等へは利益確定の流れが強まりやすく、バリュー株への見直しが意識されてくる。そのほか、商品相場の上昇が続いており、素材株などへの見直しも意識されそうだ。


■ホンダ、1Q営業赤字1136億円、21/3期予想68.4%減の2000億円

ホンダ<7267>が発表した第1四半期決算は、売上高が前年同期比46.9%減の2兆1237.75億円、営業損益は1136.91億円の赤字に転じた。主力の四輪車はコロナの影響を受け、米国などで販売が落ち込んだほか、二輪車は東南アジアなどで販売が落ち込んだ。2021年3月期予想については、売上高は前期比14%減の12兆8000億円、営業利益は68%減の2000億円を見込む。通期計画はコンセンサスを下回るが、想定の範囲内だろう。


■前場の注目材料
・NYダウは上昇(27201.52、+373.05)
・ナスダック総合指数は上昇(10998.40、+57.23)
・VIX指数は低下(22.99、-0.77)
・米原油先物は上昇(42.19、+0.49)
・日銀のETF購入
・米景気刺激策への期待
・コロナ向けワクチン開発の進展


・三菱自<7211>R&D効率化ディーゼル継続・欧縮小
・三井E&S<7003>新中計、22年度売上高7700億円、機械・海洋集中
・シャープ<6753>液晶分社化、外部資本受け入れ視野
・ファーストリテイリング<9983>9月から買い物袋有料化
・東芝<6502>パソコン事業を完全売却
・三井物産<8031>熊本・荒尾市で相乗りタクシー運行、AIでルート計算
・丸紅<8002>AI診断支援で会社設立
・デンソー<6902>レベル4実現、米に拠点、先端技術開発
・日産自<7201>スペインバルセロナ工場、閉鎖延期案を労組が拒否
・鉱研工業<6297>伊勢原市に新工場、ボーリング機械増産
・富士通<6702>製造業向けデジタル化支援ソフト、リモートで生産準備
・第一三共<4568>アストラゼネカと提携、ADC抗がん剤開発加速
・大日本住友製薬<4506>大日本住友薬など3社、介護・医療用デジタル機器を共同研究
・日本電気硝子<5214>マレーシアで医薬用管ガラスの生産ライン増強
・日本製鉄<5401>収益改善急ぐ、高付加価値品を強化
・東海カーボン<5301>黒鉛電極7割減産「継続」、本格回復は21年末以降
・東洋紡<3101>液晶ディスプレー用フィルム、犬山工場で量産


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情報提供元:FISCO
記事名:「前場に注目すべき3つのポイント~物色対象の変化を見極め