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米国株見通し:軟調継続か、低調な経済指標や米中関係の悪化に思惑


(16時30分現在)

S&P500先物      2,832.38(-70.12)
ナスダック100先物   8,732.38(-256.12)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は大きく下げ、NYダウ先物は500ドル超安。NY原油先物(WTI)は回復基調だが、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。


4月30日の取引で主要3指数は反落。ダウは288ドル安となったが、24000ドル台は維持している。ロックダウンの一部解除などを背景に、序盤は買いが続いた。その半面、経済指標の悪化を手がかりに調整の売りに押される展開に。この日発表された新規失業保険申請件数は前回より改善したが、予想を上回り来週の雇用統計の大幅悪化に思惑が広がった。その後も景気後退入りへの懸念から、幅広い銘柄が売られた。


本日も軟調地合いが続きそうだ。今晩発表の米ISM製造業景況指数は大幅な悪化が予想され、景気後退への懸念が強まれば週末前の調整の売りを誘発する可能性があろう。また、トランプ大統領は新型コロナウイルスの発生源について中国・武漢の研究所から広がった可能性があるとの認識を示しており、両国の貿易協議への影響への警戒感も株売りの手がかりに。一方、原油価格が持ち直すなか、シェブロンやエクソン・モービルの決算発表が注目される。




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