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NY株式:NYダウ285ドル高、連銀の追加資金供給を好感


米国株式相場は続伸。ダウ平均は285.80ドル高の23719.37ドル、ナスダックは62.67ポイント高の8153.57ポイントで取引を終了した。米連邦準備制度理事会(FRB)が追加支援策を導入し、中小企業、州・地方自治体支援などで最大2.3兆ドルの融資を提供すると発表したほか、パウエル議長が融資可能な規模は「無制限」としたことで寄り付きから上昇。石油輸出国機構(OPEC)加盟国・非加盟国の臨時会合で、サウジアラビアとロシアが減産で合意したものの規模が予想を下回ったことで原油価格が下落したほか、連休を前にポジションを手仕舞う動きも広がり、引けにかけて上げ幅を縮小した。セクター別では銀行や自動車・自動車部品が上昇した一方で、エネルギーや半導体・同製造装置が売られた。

百貨店大手のメーシーズ(M)やコールズ(KSS)、小売りのギャップ(GPS)は、FRBの追加支援策を好感して軒並み上昇。エンターテイメントのウォルト・ディズニー(DIS)は、ビデオストリーミングのディズニープラスの契約が5000万件を超えたと発表、2月時点の2倍に跳ね上がったことが好感され上昇。防衛関連のレイセオンテクノロジー(RTX)は、UBSが同社の投資判断を「買い」で再開し上昇。一方で、医療保険会社大手のアンセム(ANTM)は、ジェフリーズによる投資判断引き下げが嫌気され下落。コストコ(COST)もドイツ銀の投資判断引き下げが嫌気され下落した。

パウエルFRB議長は力強い回復を支援することに焦点をあてていく方針を表明し、経済活動が再開したら、かなり速やかな経済の回復を予想していることを明らかにした。明日はグッドフライデー(聖金曜日)の祝日のため、米国株式相場は休場。

Horiko Capital Management LLC



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