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TOPIX型の断続的な資金流入に思惑高まる【クロージング】


17日の日経平均は小幅に上昇。9.49円高の17011.53円(出来高概算30億6000万株)で取引を終えた。16日の米国市場でNYダウが3000ドル近い下落となる中、日経平均は寄り付き直後に16378.94円まで下落ずる格好となり、昨年来安値を更新。しかし、グローベックスの米株先物の強い値動きのほか、期末に伴う年金資金への思惑、日銀のETF買い入れへの期待等もあり、急速に切り返すと一時17557.04円まで上昇。その後も乱高下が続く中、TOPIX型の強い値動きが思惑を強める中で、小幅ながらプラス圏を維持した。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1800を超えており、全体の8割を占めている。セクターでは、パルプ紙が10%を超える上昇をみせたほか、電力ガス、水産農林、陸運、倉庫運輸、鉄鋼が堅調。一方で、原油安の流れから鉱業が下落率トップだったほか、保険が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、中外薬<4519>、京セラ<6971>、トヨタ<7203>、ダイキン<6367>、エムスリー<2413>が堅調。

日経平均は荒い値動きが続いたが、辛うじてプラスで終えているほか、5営業日ぶりに陽線を形成している。また、日経平均は小幅な上昇であったが、一方でTOPIXの強い値動きが目立っており、NT倍率(日経平均÷TOPIX)の低下とともに、TOPIX型のインデックス買いが流入していたようである。

日銀のETF買い入れが入ったかが注目されるが、市場は日銀の買い入れ枠拡大に伴う収入規模に注目しており、最近の1002億円規模が大きく膨れているようだと、下支え要因として金融市場の安定化に向けた期待感につながるだろう。新型コロナウイルスの感染拡大による影響は楽観し出来ず、引き続き関連する報道を受けたアルゴリズム売買に振らされやすい需給状況にある。しかし、ヨーロッパ各国と比べて相対的に感染者の封じ込めに成功している日本においては、いち早く市場の落ち着きに期待したところである。

相場の落ち着きが見られてくるようだと、期末接近に伴う配当志向の物色等もみられてくることが見込めよう。また、中小型株の強さがみられたが、イレギュラー的に売り込まれている成長株へは、中長期スタンスでの資金流入も意識されてきているだろう。




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