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今日の為替市場ポイント:日銀の大規模緩和継続でリスク回避的な円買いはやや縮小も


18日のドル・円相場は、東京市場では109円57銭から109円41銭まで下落。欧米市場でドルは109円40銭から109円63銭まで反発し、109円58銭で取引を終えた。

本日19日のドル・円は109円半ばを中心に底堅い値動きとなりそうだ。日本銀行の大規模緩和継続でリスク回避的な円買いはやや縮小する見通し。

18日のNY市場でドル・円は高安14銭と、ほぼ変わらずの値動き。トランプ大統領の弾劾訴追決議案の行方が材料視され株高は一服したが、足元の経済指標を受けドルは底堅さが目立った。ブレグジットの先行き不透明感が残り、欧州通貨売りの継続でドルが支えられた面もある。

本日19日は、11月豪雇用統計が注目される。失業率は横ばい、雇用者数は改善が見込まれるが、雇用統計内容が予想よりも悪化した場合には来年2月の追加利下げ観測が意識され、豪ドル売りが優勢となりそうだ。この影響でクロス円が円高方向に振れた場合、ドル・円を下押しする可能性がある。ただ、日本銀行は本日開催の金融政策決定会合で、大規模な金融緩和政策の維持を決める見通し。先日公表された日銀短観(12月調査)では回復傾向が示されたほか、米中貿易協議への楽観的な見方が続き、一段の緩和は想定しにくい。ドル・円は下値が堅い一方、米国株の上昇一服で日経平均株価が続落した場合、ドルの上昇は限定的となりそうだ。




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