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東京為替:ドル・円は上げ渋り、米中協議の進展期待は続かず


26日の東京市場でドル・円は上げ渋り。米中協議の進展期待で一時109円前半に浮上したが、円売りは続かず節目を挟んだ水準でもみ合いが続いた。

ドル・円は、日経平均株価の堅調地合いを背景に円売りが先行し、上昇基調に振れた。その後、米中両国首脳の貿易協議に関する電話会談の報道で進展期待から円売りが強まり、ドルは一時109円21銭まで強含んだ。

ただ、電話協議で具体的な成果はなく、その後円売りは縮小。ドル・円は失速後、クロス円の底堅い値動きに支えられたが、節目付近の売りが下押し。一方で、米株式先物はプラス圏を維持し、今晩の株高をにらんだ買いがドルを支えた。

なお、ユーロ・円は119円95銭から120円25銭まで値を上げたが、その後は失速。また、ユーロ・ドルは1.1007ドルから1.1016ドルまで緩やかに値を上げた。

・17時時点:ドル・円108円90-00銭、ユーロ・円120円00-10銭

・日経平均株価:始値23451.40円、高値23608.06円、安値23350.10円、終値23373.32円(前日比80.51円高)



【要人発言】

・パウエル米FRB議長
「金融政策は力強い労働市場を支えるのに適切」
「景気見通しに大きな修正が生じれば適切な対応も」
「現在の金融政策は経済指標が緩やかな成長に合致する限り引き続き適切となる」

・中国商務省
「劉鶴中国副首相と米国のライトハイザー通商代表部代表、ムニューシン財務長官が電話で会談した」
「両国は第1段階で残された問題について継続して協議することを確認」

・デベル豪準備銀副総裁
「国内賃金は低い伸びが定着する兆しで、より望ましい水準の回復には失業率の著しい低下が見込まれる」



【経済指標】

・特になし



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