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今日の為替市場ポイント:米長期金利上昇などを意識して円売り継続も


5日のドル・円相場は、東京市場では108円56銭から108円84銭で推移。欧米市場でドルは108円78銭から109円24銭まで上昇し、109円17銭で取引を終えた。

本日6日のドル・円は主に109円台前半で推移する見込み。米長期金利の上昇や株高持続を意識してリスク選好的な円売りは継続する可能性がある。

5日のニューヨーク市場では、米中通商協議のさらなる進展への期待や10月ISM非製造業景況指数の改善を受けて米長期金利は上昇し、ドルは主要通貨に対して強い動きを見せた。一部報道によると、中国は米国との通商協議における「第1段階」の合意に関して、9月に発動した対中輸入関税を取り除くよう米国側に求めているようだ。報道によると、第1段階の合意には12月15日に予定されている約1560億ドルの対中輸入関税の発動を中止することも含まれているもよう。

市場関係者の間からは「米中通商協議の行方について楽観視できないが、今月中に協議が大きく動く可能性は否定できない」との声が聞かれている。この動きを好感してリスク選好的なドル買いが観測されているが、「トランプ米大統領はドル高を抑制するために利下げを要求する可能性が高い」との見方も出ており、金利や為替に関するトランプ大統領の発言が警戒されている。



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