米国株見通し：世界的な景気減速への懸念再燃

S&P500先物　 　 　 　2945.25（-13.50）　（17:55現在）
ナスダック100先物　　7652.00（-43.50）　（17:55現在）

　17時55分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は軟調推移。NYダウ先物は110ドル安ほどで推移している。欧州株式市場は全面安。時間外取引のNY原油先物は前日比0.20ドルほどの上昇で推移。こうした流れを受け、2日の米株式市場は売り先行で始まりそうだ。

　前日発表された米国の9月ISM製造業景況指数の悪化を受けて、世界的な景気減速への懸念が再燃している。また、英国のジョンソン首相のEU離脱提案に対してアイルランドから否定的な見解がみられ、合意なき離脱への懸念も改めて意識されそうだ。NY原油先物は、米国在庫の増加予想やユーロ安による割高感から上値の重い展開が見込まれる。

　本日発表となる米国の経済指標は、9月ADP雇用統計(民間雇用者数)。増加幅は前回から縮小すると予想されており、株式市場にはややネガティブな材料となる可能性がある。企業決算では、レナーやベッド・バス・アンド・ビヨンドなどが予定されている。



＜KK＞