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リバランス中心の売買、ISM非製造業の結果を見極め【クロージング】


2日の日経平均は反落。106.63円安の21778.61円(出来高概算11億7000万株)で取引を終えた。9月の米ISM製造業景気指数は、2009年6月以来の低水準となり、リセッション(景気後退)リスクへの警戒からシカゴ先物にサヤ寄せする格好から売りが先行した。しかし、日経平均は、寄り付き直後に付けた21725.23円を安値に下げ渋る格好となり、後場には一時21795.01円まで下げ幅を縮めている。北朝鮮の飛翔体の発射なども朝方伝えられていたが、市場の反応は限られており、こう着感の強い相場展開になっている。

東証1部の騰落銘柄は値上がり数、値下がり数は拮抗。セクターでは機械、輸送用機器、鉱業、精密機器、電気機器、ガラス土石が冴えない半面、電力ガス、陸運、建設、情報通信、その他製品、金属製品がしっかりと、内需ディフェンシブ系が買われる格好。指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、ファーストリテ<9983>、NTTデータ<9613>が堅調。一方で、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、日産化<4021>、東エレク<8035>が重石に。

日経平均は狭いレンジでの取引となり、下を売り込む流れにはならなかった点は安心感につながる。もっとも、値上がり数、値下がり数が拮抗している状況から、リバランス中心の売買だったことが窺える。米ISM製造業景気指数の悪化についても、市場では米ISM非製造業の結果を見極めたいといったところである。また、相場全体では方向感が掴みづらいところではあるが、日経平均の底堅さが意識されるなか、中小型株の一角には個人主体の資金流入がみられている。

日経平均は下降する5日線に上値を抑えられる形状が続いており、トレンドとしてはじりじりと25日線レベルが意識されやすいところではある。しかし、7月の抵抗水準だった21700円処での踏ん張りをみせており、21700円処での支持線意識によりテクニカルリバンドに向かう可能性はあるだろう。まずは同水準での底堅さから、5日線突破といったトレンドを見せてこれるかを見極めたいところであろう。



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