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前場に注目すべき3つのポイント~トランプ発言で反発も買い一巡後はこう着相場に


27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:トランプ発言で反発も買い一巡後はこう着相場に
■前場の注目材料:西芝電、20/3期上方修正、営業利益8.4億円←6.0億円
■太陽誘電、電子部品・無線システム好調、あおり運転・逆走問題受け


■トランプ発言で反発も買い一巡後はこう着相場に

27日の日本株市場は、米株高の流れを受けてギャップスタートとなろう。26日の米国市場では、NYダウが269ドル高と反発。トランプ米大統領は26日記者団に対し、「中国が昨夜、われわれの通商チームに電話し、テーブルに戻ろうと言ってきた」と述べ、米国は中国側の申し出を受け入れ、交渉に復帰するつもりだと発言したと伝えられた。警戒感が和らぐなか、前週末の大幅下落を受けた買い戻しの動きが優勢となった。この流れからシカゴ日経225先物清算値は大阪比240円高の20540円。円相場は1ドル106円台を回復している。

トランプ大統領の発言については、日本時間で昨夕に伝えられており、先物市場ではある程度織り込まれている状態とみられる。その為、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買いが先行しようが、一巡後はこれまで同様、こう着感の強い相場展開に向かうことになりそうだ。また、円相場については106円台回復で安心材料にはなるが、これまでのレンジ上限に接近する局面においては戻り売り姿勢に向かいやすく、一段の円安は期待しづらいところであろう。

日経平均は一先ず5日線レベルを捉えることになりそうだが、直近のレンジ(20500-20700円)の下限に到達する。この水準をあっさり回復できないと、レンジが切り下がる可能性があるため、短期筋の売り仕掛け的な商いが出やすくなるだろう。本日のところはトリプルボトムも意識されることもあり、底堅さがみられようが、引き続き積極的な売買は手控えられることになろう。

今週はJPX400やMSCIのリバランス需給により出来高は若干膨らむことが予想されるが、昨日の大幅下落局面においても売買代金は2兆円を下回っている需給状況である。PBR1倍水準でもあるため、主力銘柄への割安感から新たなショートを積み上げる流れにはなりづらいだろうが、上値追いというよりは、押し目拾いのタイミングを見極めることになりそうだ。


■西芝電、20/3期上方修正、営業利益8.4億円←6.0億円

西芝電<6591>は2020年3月期の業績予想の修正を発表。営業利益は従来の6.0億円から8.4億円に上方修正している。納入した発電機で発生した故障への対応費用が想定を下回り、販管費を抑制できた。最終損益が6.1億円の黒字(前期は3.63億円の赤字)になる見通し。従来予想は4.4億円の黒字。


■前場の注目材料
・NYダウは上昇(25898.83、+269.93)
・ナスダック総合指数は上昇(7853.74、+101.97)
・シカゴ日経225先物は上昇(20540、大阪比+240)
・1ドル106円00-10銭
・SOX指数は上昇(1458.88、+12.50)
・VIX指数は低下(19.32、-0.55)
・株安局面での自社株買い
・米追加利下げ期待
・欧州中央銀行(ECB)が追加緩和検討
・日銀のETF購入


・野村<8604>山陰合同銀、商品仲介で包括提携
・伊藤忠<8001>シエラレオネにパイン加工会社
・三菱自<7211>電動車向け充電プラン、系列販売店で提案
・IHI<7013>医療向けコーティング事業拡大、営業拠点増設
・太陽誘電<6976>電子部品・無線システム好調、あおり運転・逆走問題受け
・JUKI<6440>YKKとテープがないファスナー、テスト販売で1社採用


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・特になし

<海外>
・10:30 中・7月工業企業利益(6月:前年比-3.1%)



<SF>

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