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NY為替:米景気後退リスクは払拭されず


15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円34銭まで上昇後、105円80銭まで下落して106円04銭で引けた。中国が米国との貿易交渉に向け歩み寄る姿勢を示し、米国の2年債と10年債の利回りが正常化したほか、米小売売上高など、8月地区連銀製造業景気指数、4-6月期非農業部門労働生産性が軒並み予想を上回ったためドル買い・円売りが強まった。しかし、その後、リセッションへの警戒感が払しょくできず米債利回りが大幅に低下し、株式相場が下落に転じると、ドル売り・円買いが再燃した。

ユーロ・ドルは、1.1155ドルから1.1092ドルまで下落して1.1113ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のレーン専務理事が次回9月定例理事会で、市場の期待を上回る効果のある大規模な金融緩和策を決定すべきだとの見解を示したため、積極的な追加緩和を織り込むユーロ売りが加速。ユーロ・円は、118円54銭から117円63銭まで下落。ポンド・ドルは、1.2145ドルから1.2100ドルまで下落した。ドル・スイスは、0.9738フランから0.9777フランまで上昇した。



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