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6月6日のNY為替概況


 6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円03銭まで下落後、108円54銭まで上昇し108円40銭で引けた。

予想を下回った米国経済指標を嫌いドル売りが優勢となった。その後、米国政府が対メキシコ関税の発動を延期する可能性が報じられると景気への悲観的見方を受けたドル売りが後退。リスク選好の円売りも再開した。

ユーロ・ドルは、1.1309ドルまで上昇後、1.1244ドルまで下落して引けた。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で市場の予想通り政策金利を据え置きを決定。フォワードガイダンスを修正し過去最低金利を従来の計画より6カ月延長する方針を示した。しかし、ドラギ総裁が「景気は悪くない」との考えを示し、「見通しの著しい悪化は見込んでいない」と楽観的な見方を示すと、利下げ観測が後退。ユーロのショートカバーが加速した。

ユーロ・円は、121円75銭から122円32銭まで上昇。

ポンド・ドルは、1.2742ドルまで上昇後、1.2686ドルまで下落した。

ドル・スイスは、0.9934フランから0.9880フランまで下落した。

[経済指標]・米・4月貿易収支:-508億ドル(予想:-507億ドル、3月:-519億ドル←-500億ドル)・米・先週分新規失業保険申請件数:21.8万件(予想:21.5万件、前回:21.8万件←21.5万件)・米・失業保険継続受給者数:168.2万人(予想:166万人、前回:166.2万人←165.7万人)・米・1-3月期非農業部門労働生産性改定値:前期比年率+3.4%(予想:+3.5%、速報値:+3.6%)・米・1-3月期単位労働コスト改定値:前期比年率-1.6%(予想:-0.9%、速報値:-0.9%)



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