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今日の為替市場ポイント:欧米株安などを意識してドル売り継続の可能性も


23日のドル・円相場は、東京市場では110円36銭から110円13銭まで下落。欧米市場でドルは110円30銭から109円46銭まで下落し、109円61銭で取引を終えた。

本日24日のドル・円は109円台で推移か。欧米株安や米長期金利の低下を意識してリスク回避的なドル売りは継続する可能性がある。

23日の欧米株式は総じて弱含みとなった。通商問題などを巡って米中間の対立が続いていることや、欧州経済の減速が意識されたようだ。トランプ米政権はエンティティリスト(輸出を規制する外国企業リスト)に複数の中国系企業を追加するとの見方が広がったことも、米国株式を圧迫する一因となったとの声が聞かれた。

トランプ米大統領は23日、「中国の習近平国家主席とG20会合で会う」、「中国と貿易で合意に至る可能性かなりある」との見方を示したが、市場参加者の間では米中協議の進展について懐疑的な見方が増えており、トランプ大統領の意見に対する好意的な反応は一部にとどまっているようだ。

6月28-29日に開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議の場で米国と中国が会談を行なうとすれば、閣僚級の事前協議が何度か開かれる可能性が高いとみられている。ただし、中国商務部は「協議の継続を望むなら、米国は誠意をみせるべき」との見解を発表しており、米中首脳会談開催の成否については予断を許さない状況が続くとみられる。




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