米国株見通し：対中関税引き上げも米中協議継続で合意期待

S&P500先物　 　 　 　2868.25（-4.50）　（18:20現在）
ナスダック100先物　　7592.25（-3.00）　（18:20現在）

　18時20分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小安く推移。NYダウ先物は20ドル安程度で推移している。欧州株式市場は全面高。時間外取引のNY原油先物は前日比0.30ドルほどの上昇で推移。こうした流れを受け、10日の米株式市場は買い優勢気味に始まりそうだ。

　米国が2000億ドル分の中国製品の追加関税率を25％に引き上げ（日本時間10日午後1時01分以降の輸出品に適用）、中国が「米国の関税引き上げに対し対抗措置を取る」と表明。しかし、「米通商代表と財務長官が劉鶴中国副首相と（米現地時間）10日午前協議継続で合意」と発表されており、合意期待があるようだ。NY原油先物は、需要後退思惑が弱まり、買い優勢の展開が見込まれる。

　本日発表となる米経済指標は、4月消費者物価指数と4月財政収支。なかでも、消費者物価指数は伸び拡大が予想されており、長期金利が上昇して金融セクターの株高につながる可能性もある。



＜KK＞