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今日の為替市場ポイント:米経済の優位性を意識してドル売り抑制も


24日のドル・円相場は、東京市場では111円98銭から111円75銭まで反落。欧米市場でドルは111円68銭まで下げた後に112円40銭まで反発し、112円19銭で取引を終えた。

本日25日のドル・円は主に112円台前半で推移か。米国経済の相対的な優位性を意識して、目先的にリスク回避的なドル売り・円買いは抑制されるとみられる。

日本銀行は、本日開催(2日目)の金融政策決定会合で、日銀当座預金のうち政策金利残高に-0.1%のマイナス金利を適用することや、10年物国債金利が0%程度に誘導することを決定する見込み。金融政策決定会合終了後に公表される「経済・物価情勢の展望(基本的見解)」で今後の物価見通しが提示されるが、2020年度の物価見通しと成長見通しは若干引き下げられる可能性があるとみられている。

市場参加者の間からは、「日銀が今回の報告で成長・物価の見通しを引き下げることは想定の範囲内」との声が聞かれている。一方、米国経済は2019年も2%レベルの成長率を維持する可能性があることから、一部では「日米の成長率格差を意識して目先的にドル買い・円売りが優勢となる」と予想している。26日発表の1-3月期米国内総生産は前期比年率+2.2%程度と予想されているが、市場予想を上回った場合、ドルは一段高となる可能性があるとの見方は少なくないようだ。




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