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東京為替:ドル・円は戻りが鈍い、米利下げ観測が重石に


27日午前の東京市場でドル・円は戻りが鈍い。朝方の下落後は買戻しが強まったものの、米利下げ観測が広がりドルの上値を押さえた。

ドル・円は110円半ばを中心とした値動き。NZ準備銀が目先の金融政策について利下げの可能性に言及したことから、世界的な景気減速が意識されクロス円が下落。ドル・円も円買い基調に振れ、一時110円45銭まで弱含んだ。

ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いで、目先の日本株は下値の堅い値動きを期待した円売りが観測される。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)の理事候補が利下げを主張したことでドルの戻りが抑えられそうだ。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円45銭から110円66銭、ユーロ・円は124円35銭から124円70銭、ユーロ・ドルは1.1259ドルから1.1277ドルで推移した。

【金融政策】
・NZ準備銀行:政策金利1.75%に据え置き(予想通り)

【要人発言】
・NZ準備銀
「次の金利動向は引き下げの可能性がより高い」
「持続可能な雇用を最大化し、低く安定的なインフレを維持するためにかなりの時間にわたって政策金利を拡張的なレベルで維持」
「見通しに対するリスクバランスは下方向に変わった」
「住宅市場や設備投資の弱さから2018年の国内成長は減速」




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