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注目銘柄ダイジェスト(前場):ラサ工、壽屋、ロート薬など




アドバンテス<6857>:2592円(-53円)
続落。みずほ証券では投資判断を「買い」から「中立」に格下げ、目標株価は2800円を継続としている。昨年の株価パフォーマンスはセクター内でトップクラスだったが、今年は、その反動でAP向けテスターの需要が弱含むと予想しており、株価の上昇余地も限定的になると考えているもよう。来期営業利益は今期から一転、2ケタ減益になると見込んでいる。


キーエンス<6861>:64330円(+1120円)
続伸。ゴールドマン・サックス証券では投資判断「買い」継続で、新たにコンビクション・リストに採用、目標株価も73000円から82000円に引き上げている。機械セクターにおいて、受注モメンタム底割れは避けられたが、当面の事業環境の厳しさ自体は変わらず、こうしたなかだからこそ、着実に利益成長を遂げる強さを有する同社のような企業群がより脚光を浴びると考えているもよう。SMC<6273>などの投資判断も格上げしているようだ。


ラサ工<4022>:1698円(+178円)
急騰。高純度黒リンの量産技術を確立したとの一部報道が材料視されているもよう。高い安全性を持ち、二次電池の容量を5-7倍にする次世代負極材やグラフェンに次ぐ二次元半導体原料として事業化を目指すようだ。独自技術によって世界で初めて1バッチ100グラム以上の生産量を実現し、工業化に向けたスケールアップのめどもつけたとされている。


壽屋<7809>:1470円(+98円)
大幅に反発。筆頭株主である清水一行社長の資産管理会社「いっこう社」が寿屋株の買い付けを決めたと発表している。買付数は24万1600株で議決権数に対する割合は8.79%。安定株主として長期保有することが目的としており、買い安心感につながっているようだ。四半期報告書によると、18年12月31日現在の主要株主の所有割合は清水社長が15.52%、立飛ホールディングス(東京都立川市)が10.91%となっている。


ロート薬<4527>:2885円(-113円)
大幅続落。みずほ証券では投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に格下げ、目標株価も3500円から2600円に引き下げている。美白化粧品のインバウンド需要の失速影響が大きく、10-12月期営業利益は減益へ転じているが、この影響は来上期まで継続と予想。今期は再生医療製品の一時金収入が収益を押し上げている効果もあるため、これが一巡する来期営業利益は2ケタ減益になると予想しているようだ。


日本紙<3863>:2121円(+69円)
大幅高。大和証券では投資判断を「3」から「2」に格上げ、目標株価も2000円から2500円に引き上げている。洋紙事業のてこ入れを始め中長期的な課題は残っているが、新聞用紙の減損処理等従来と比べ経営判断が早くなっている印象があり、収益性に対する意識が変化しつつある点に注目としている。今期予想は下方修正の一方で来期業績は上方修正、営業利益は350億円で前期比94%増益を予想している。


ワークマン<7564>:7560円(+160円)
大幅に続伸。3月31日(実質的には3月29日)の株主を対象に1株につき2株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、流動性の向上及び投資家層の更なる拡大を図ることが目的。株式分割に伴って定款を変更し、発行可能株式総数を0.96億株から1.92億株に増やす。株価が25日移動平均線を上抜けたことも買いを後押ししているようだ。


アプリックス<3727>:191円(+4円)
大幅に4日ぶり反発。産業デザインサービスのホロンクリエイト(横浜市)とUX(顧客体験)デザインによるIoTソリューション開発に関する共同研究を行うことで合意したと発表している。デザイン思考的なアプローチを取り入れて研究を進め、スマートフォン向けアプリなどへの応用も適宜開始する予定。ホロンクリエイトは、デザイン開発を中心としてインターネット開発ビジネスなどを手掛けている。






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