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前場に注目すべき3つのポイント~中国関連の買い戻しを意識


8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:中国関連の買い戻しを意識
■前場の注目材料:ダイセキ、3Q営業利益の進捗率77%と順調、7期連続の配当増額を見込む
■住友商、フィリピンの都市鉄道改修、355億円で受注


■中国関連の買い戻しを意識

8日の日本株市場は、こう着ながらも買い戻し優勢の相場展開が意識される。7日の米国市場は利益確定の動きもみられたが、米中貿易摩擦を巡る高官協議が再開され、両国の通商合意に楽観的な見方が広がり堅調推移となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円高の20170円。円相場は1ドル108円60銭台で推移している。

米中通商協議の行方を見極めたいとする模様眺めムードも高まりやすいが、昨夜、北朝鮮要人の列車が中朝境界の街を通過したと伝えられており、金正恩委員長が訪中し、習近平国家主席と4回目の首脳会談を行う可能性があると各メディアが伝えている。このタイミングでの首脳会談となれば、米中通商協議が両国の貿易摩擦の解消に向けた歩み寄りの動きとも考えられ、ファナック<6954>やコマツ<6301>といった低迷していた中国関連などへは、買い戻しを誘う流れに向かわせそうである。

とはいえ、外部環境を見極めつつも売り込みづらい需給状況になりやすく、日経平均は2万円が支持帯となるものの、上値を積極的には追いづらいところでもある。そのため、物色としては次第に外部環境に左右され難い中小型株に資金が向かいやすい。中小型株については個人の需給整理も一巡しており、調整局面での押し目買い意欲は強いとみられる。


■ダイセキ、3Q営業利益の進捗率77%と順調、7期連続の配当増額を見込む

ダイセキ<9793>は7日、第3四半期決算を発表。売上高は前年同期比7.1%増の388.99億円、営業利益が同8.4%増の70.67億円だった。通期計画に対する営業利益の進捗率は77.6%となる。また、期末配当を従来の20円から26円に増額修正しており、配当合計は40円から46円と7期連続の配当増額を見込む。


■前場の注目材料

・日経平均は上昇(20038.97、+477.01)
・NYダウは上昇(23531.35、+98.19)
・ナスダック総合指数は上昇(6823.47、+84.61)
・シカゴ日経225先物は上昇(20170、大阪比+100)
・1ドル108円70-80銭
・SOX指数は上昇(1166.24、+22.28)
・米原油先物は上昇(48.52、+0.56)
・日銀のETF購入
・企業業績改善への期待感

・富士フイルム<4901>100億円投資、米拠点増強、バイオ薬、受託拡大
・住友商<8053>フィリピンの都市鉄道改修、355億円で受注
・日立<6501>新興国で昇降機監視、マレーシア・フィリピン、来年度内に開始
・JR東日本<9020>山手線で走行試験、自動列車運転装置、ドライバーレス、運行高度化
・日通<9062>、非正社員待遇引き上げ 4月から 正社員と同一賃金に

☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・特になし

<海外>
・09:30 豪・11月貿易収支(予想:+21.75億豪ドル、10月:+23.16億豪ドル)



<SF>

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