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個別銘柄戦略:中部電や大東建に注目


19日の米国市場では、NYダウが351.98ドル安の23323.66、ナスダック総合指数が147.08pt安の6636.83と大幅に下落し、シカゴ日経225先物も大阪比290円安の20630円と下押し。本日早朝の為替は1ドル112円台半ばと、昨日大引け時点に比べて小幅の円安。本日は連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ打ち止めの前倒し期待が空振りに終わったことで下げた米国市場の地合いを引き継ぎ、任天堂<7974>、トヨタ<7203>といった北米依存度の高い銘柄の下落が予想される。米長期金利低下による銀行株売りも厚みを増しそうだ。ただ、節目の21000円を下回る水準では値頃感が増すほか、昨日は公的年金基金の買い観測もあり、米株安を一通り織り込んだ後は板上に売り物が出てくるペースを見守る展開が予想され、相場全体で売り物が少なければ後場の日銀ETF買いを前提にファーストリテ<9983>など日経平均の高構成比銘柄の押し目買いが期待できよう。昨日上場したソフトバンク<9434>が本日も下げるようなら、ソフトバンクG<9984>が連れ安する公算が大きいことに留意したい。
一方、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測された大東建<1878>、大和ハウス<1925>、日産化<4021>、信越化<4063>、三井化学<4183>、TOTO<5332>、青山財産<8929>中部電<9502>、商船三井<9104>、日本郵政<6178>などに注目。

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