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今日の為替市場ポイント:米雇用統計発表前で動意薄の状態が続く可能性


6日のドル・円相場は、東京市場では113円21銭から112円58銭まで反発。欧米市場でドルは一時112円24銭まで続落したが、112円66銭で取引を終えた。

本日7日のドル・円は、主に112円台後半で推移か。日本時間夜に米雇用統計の発表を控えていることから、ドルは112円台後半でのもみ合いが続く可能性がある。

7日発表される11月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比+19.8万人程度、失業率は10月と同水準の3.7%、平均時給は前年比+3.1%と予想されている。非農業部門雇用者数の増加は10月実績を下回るものの、月間で20万人近い雇用増が予想されており、市場予想と一致した場合はドル売り材料にはならないとの見方が多い。市場関係者が注目している平均時給については2カ月連続で年率3%台の上昇が予想されており、インフレ見通しの引き下げにつながるデータではないと判断されそうだ。

米労働市場の拡大は続いていることから、雇用統計発表後に米長期金利はやや上昇する可能性がある。ただし、一部では「雇用拡大のペースは来年以降、大幅に鈍化する可能性がある」との見方も出ていることから、11月の米雇用統計が市場予想を下回る内容だった場合、雇用拡大への期待は低下し、ドルの上値は重くなる可能性がある。



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