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値幅調整は完了、外部環境の落ち着きを待つ【クロージング】


26日の日経平均は続落。84.13円安の21184.60円(出来高概算16億9000万株)で取引を終えた。米国市場が急落の反動から買い戻しの動きを見せる中、自律反発の流れが先行し、寄り付き直後には21476.66円まで上げ幅を広げる局面もみられた。しかし、米国の時間外ではアマゾン、アルファベット(グーグル)ともに決算内容が嫌気されるなど、FANG銘柄の弱さが目立つ中で上値追いの流れは限定的。週末の米国市場の下げが警戒される中、値を消す展開となり、後場寄り付き直後には20971.93円と節目の21000円を割り込む局面もみられた。その後、21300円台に戻す動きもみられたが続かず、大引けにかけては再び下げに転じる荒い値動きとなった。

東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。セクターではサービス、精密機器、その他製品、情報通信、電気機器、機械が軟調。半面、パルプ紙、輸送用機器、ゴム製品、陸運がしっかりだった。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>が下支えとなる一方で、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>、ファナック<6954>が重石となった。

週末の米国市場の弱い値動きが見込まれる中、値ごろ感の買いも限定的であり、指値状況の薄い中をインデックスに絡んだ売りなどに振らされる状況となった。また、マザーズ指数が一時4%を超える下げをみせるなど、個人主体の需給悪化による損失覚悟の売りなども加速する格好となり、よりセンチメントを悪化させている。

日本主導での反転は期待しづらく、まずは下げを警戒している米国市場が底堅い値動きをみせてくるかが注目されるところである。日経平均は節目の21000円を割り込み、個別でも連日の急落によって一気にボトム圏に到達している。期待しづらいとはいえ、外部環境に落ち着きがみられてくれば、リバウンドを試すタイミングになりそうだ。

もっとも、日米決算が本格化する中、来週は日本でも主力企業の決算が予定されている。29日にはファナック、30日にはソニー<6758>、31日には村田製作所<6981>、11月1日にはキーエンス<6861>などが予定されている。決算を受けた乱高下が日経平均など指数への振れにもつながることが意識されそうだ。買い方不在の需給状況の中では企業の自社株買いや増配等、企業自身による割安是正の動きが待たれるところであり、主力企業の決算において、企業の姿勢も問われることになりそうだ。



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