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日銀の金融政策決定会合~投資の学校(高井ひろえ)


こんにちは、フィスコマーケットレポーター高井ひろえの「投資の学校の気になるレポート」です。投資の学校プレミアムの特別講師である戸松信博先生のコラムについて興味深い記事を見つけましたのでご紹介いたします。

さて、本日ご紹介するコラムでは、戸松先生が『日銀の金融政策決定会合』という記事で、会合結果が伝わる前の31日に前の週の市場動向について説明しています。

まず、『30~31日に開催された日銀決定会合ですが、その前の週に日銀が緩和内容の調整に動くとの観測が相場を動かしました』と話します。これにより、『長らくゼロ金利に苦しめられてきた金融株にとっては重しが一つとれるという期待が浮上し、銀行株や保険業などが上昇しました』と説明。もう一つ話題となったのはETF買い入れプログラムについて日経平均型からTOPIX型にウェイトを移すという修正案です。これにより購入額が増えるのは、トヨタ、三菱UFJ、三井住友、NTT、キーエンスなどの時価総額上位ですが、これらの株価はすべて前の週に上昇しました。特に金利上昇期待も重なったメガバンク株が大きく上昇しました。一方で、一回当たりの買い付け金額が最も減少するとみられる値がさ株筆頭のファーストリテイリングなどが売られました。また、鉄鋼や非鉄金属株が大幅上昇しましたが、これは中国が米国との貿易戦争による景気鈍化を防ぐため景気対策を発表したことによるものです。

下落したもの(値がさ株など)は全てここまで大きく上げてきたもので、上昇したもの(銀行や鉄鋼、非鉄)は全て年初来で大きく下げていたものです。そして6月ごろから日経平均は値がさ株の買い上げによって大きく上昇し、一方TOPIXは銀行などのウェイト上位株が急落したことで売られ過ぎとなっていましたと話しています。

つまり、『日本でも(欧米と同様に)上がったものが売られ、過度に売られてきたものが買い直されるという、共通した現象が見られます』と伝えています。

31日に伝わった日銀決定会合の結果は、概ね戸松先生が紹介された事前の観測報道通りの内容でした。発表直後はファーストリテイリングが買われるなど、それまでの動きの反動が見られましたが、中長期的には日経平均寄与度の大きいファーストリテイリングなどの値がさ株の調整や、出遅れ感の強い銀行株などの水準訂正が進むかもしれませんね。

なお、上記の記事の詳細コメントは、株式会社ファイナンシャルインテリジェンスが運営している「投資の学校プレミアム」の7月31日付のコラムである『日銀の金融政策決定会合』にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

高井ひろえの「気になるレポート」は各種レポートを高井ひろえの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合がありますので、ご留意くださいませ。

フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ




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