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前場に注目すべき3つのポイント~好業績銘柄は冷静に下値を拾うスタンス


3日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:好業績銘柄は冷静に下値を拾うスタンス
■決算チェック:日触媒、1Q営業利益は上期計画に対して68%強の高進捗
■前場の注目材料:日本電産、開発費1000億円、20年度、IoTで新事業創出


■好業績銘柄は冷静に下値を拾うスタンス

3日の日本株市場は自律反発が意識されるが、足元のもち合いレンジでのこう着感が強まりそうである。2日の米国市場では、米中貿易摩擦への警戒感から上値の重さが意識されたが、アップルの決算評価が続いており、FANG銘柄などハイテク株が下支えする格好となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円高の22575円。円相場は1ドル111円60銭台で推移している。

引き続きアップルの決算評価の流れが続いており、ハイテク株等には支援材料になりそうである。ただし、日経平均は25日線を支持線としたもち合いレンジ内での推移であり、決算発表がピークを迎えている中では自律反発の域は脱せないだろう。昨日の下げの一因となった「トランプ政権が中国からの輸入品2000億ドル相当への関税率引き上げを検討」に関しては、米中間選挙までは駆け引き等が続くとみられ、引き続き一喜一憂する状況が続きそうである。

日銀は昨日、毎月のオペ運営計画で予定していなかった長期国債の買い入れを通知した。足元での長期金利上昇に対応した格好だが、これまで通常の買い入れが予定外で実施されたことはなかっただけに、金利上昇を手掛かりとした金融株物色もやや手掛けづらくさせていた。もっとも、三菱UFJ<8306>の決算内容はコンセンサスを上回っており、押し目買い意欲は強いだろう。引き続き日銀の動きを睨みながらの相場展開といったところか。

米中貿易摩擦といった外部環境に振らされやすい需給状況の中では、好決算銘柄に対する物色もやや神経質にさせてくる。決算の反応が限られてくるようだと、次第に模様眺めムードが広がりやすくなりそうである。それ故にイレギュラー的な価格形成にもなりやすく、好業績銘柄は冷静に下値を拾うスタンスとなりそうである。


■日触媒、1Q営業利益は上期計画に対して68%強の高進捗

日触媒<4114>は2日、19年3月期1Q(4-6月)決算を発表。営業利益は前年同期比9.1%増の82.36憶円だった。コンセンサス(75億円程度)を大きく上回っており、上期計画(120億円)に対して68%の高進捗となった。アクリル酸及びアクリル酸エステル、高吸水性樹脂は、原料価格上昇に伴い販売価格を修正したことに加え、販売数量を増加させたことにより、増収となっている。2Qに営業減益を予想する会社計画は、保守的と捉えられそうである。


■前場の注目材料

・ナスダックは上昇(7802.69、+95.40)
・SOX指数は上昇(1378.83、+13.72)
・VIX指数は下落(12.19、-0.96)
・1ドル111円60-70銭
・米原油先物は上昇(68.96、+1.30)
・シカゴ日経225先物は上昇(22575、大阪比+65)
・4−6月期好業績への期待

・日本電産<6594>、開発費1000億円、20年度、IoTで新事業創出
・新日鉄住<5401>、山陽特鋼<5481>子会社化最終合意、軸受鋼を世界展開


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・特になし

<海外>
・10:30 豪・小売売上高(6月) 0.2% 0.4%
・10:45 中・財新サービス業PMI(7月)  53.9
・10:45 中・財新総合PMI(7月)  53.0



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