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今日の為替市場ポイント:米中貿易摩擦激化への警戒感残る


1日のドル・円相場は、東京市場では110円71銭から112円15銭まで反発。欧米市場でドルは112円12銭から一時111円39銭まで反落し、111円72銭で取引を終えた。

本日2日のドル・円は、主に111円台後半で推移か。米中貿易摩擦激化に対する警戒感が再び高まっており、リスク選好的なドル買い・円売りは抑制されるとみられる。

1日に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で政策金利の据え置きが予想通り決定されたが、FOMC会合終了後に公表された声明文では「労働市場は引き続き力強さを増し、経済活動は力強いペースで拡大していることが示唆された」とのタカ派的な見解が表明された。

市場関係者の間では「年内2回の追加利上げの可能性を高める声明内容」との声が聞かれているが、「トランプ米大統領が米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表に対して中国製品2000億ドル相当への関税率を当初発表の10%から25%に引き上げることを検討するよう指示」との報道を受けてリスク選好的なドル買いは一服している。一部の投資家は日本の長期金利が上昇していることを警戒しており、目先的には米中貿易摩擦激化と日本の長期金利上昇に対する懸念がドルの上値を抑える可能性がある。



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