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NY為替:米中貿易摩擦への警戒感が再燃しドルは伸び悩む


10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円33銭まで上昇後、110円92銭まで反落し、110円97銭で引けた。米国の5月JOLT求人件数が予想を上回ったほか、米3年債入札の低調な結果を受けた利回りの上昇で、一時ドル買いが優勢になった。その後、米国政府が中国の2000億ドル相当の商品に対する関税リストを公表する方向にあると報じられたことから、米中貿易摩擦の深刻化懸念が広がり、取引終了前にリスク回避の円買いが加速した。

ユーロ・ドルは、1.1697ドルまで下落後、1.1750ドルまで上昇し1.1744ドルで引けた。米中貿易摩擦激化の懸念が再び高まった。ユーロ・円は、130円10銭から130円74銭まで買われたが、引け前に130円33銭まで反落した。ポンド・ドルは、1.3287ドルから1.3241ドルまで下落。ドル・スイスは、0.9953フランから0.9917フランまで下落した。



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