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米朝首脳会談後の市場評価に注目【クロージング】


8日の日経平均は5営業日ぶり反落。128.76円安の22694.50円(出来高概算16億1000万株)で取引を終えた。重要イベントを控え模様眺めムードの中、利食い優勢の展開となった。注目された先物オプション特別清算指数算出は、225型買い越し、TOPIX型は売り越しとなり、SQ値は22825.20円だった。朝方はこれが抵抗となる格好だったが、前場半ばにはSQ値をクリアしている。ただし、週末のG7首脳会議や来週の米朝首脳会談、連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの思惑から模様眺めムードは強く、こう着感の強い相場展開が続いた。

東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1100を超えており、過半数を占めている。セクターではその他製品、陸運、サービスが小じっかりな半面、パルプ紙、海運、石油石炭、鉄鋼、証券、空運が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ファナック<6954>、京セラ<6971>が重石となった。

日経平均は5日ぶりに反落となったが、25日線はキープした。来週は重要イベントの結果を見極めつつ、同線を支持線としたリバウンドに向かうかが注目される。為替相場はやや円高に振れて推移しているが、来週12、13両日のFOMC通過後の動向が注目されよう。また、欧州中央銀行(ECB)はインフレが目標に向けて上昇していくことへの自信を深めており、来週の理事会で債券買い入れ策を年内に終了させるかどうか討議することも思惑材料となろう。

また、米朝首脳会談がポジティブに評価されるかが方向性を見極めるうえで重要視されるだろう。一段とリスクオンの流れが強まるようだと、23000円回復を意識し、売り込まれていたセクターや銘柄などへの押し目買いの動きが意識される。一方で、会談内容が失望されるようだと、SQ値の22825.20円が心理的な上値抵抗に変わり、支持線を割り込んでくることも警戒されそうだ。(村瀬智一)



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