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欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米株安見込みも雇用統計見極めムード


2日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想したい。前週に107円台を回復できなかったことで上値の重さが意識され、ドルは引き続き売られやすい見通し。ただ、今週末の米雇用統計を見極めたいムードが広がり、ドルの下げは限定的となりそうだ。

本日はイースターマンデーで欧州は主要市場が休場となるため、海外市場は前週末に続き薄商いが予想される。NY市場では23時発表の米国の3月ISM製造業景況指数が注目材料。先行指標の3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想よりも弱かったため、ISM製造業は予想下振れの可能性があろう。特に、雇用指数は前回を顕著に下回る見通しで、インフレ鈍化に思惑が広がれば、ドル売りにつながりやすい。

ドル・円は前週、米中貿易戦争の回避や米朝首脳会談の実現への思惑、さらに日本の政治情勢の不透明感払しょくに伴いリスク選好的なドル買い・円売りの流れに振れた。しかし、その後は利益確定売りに押され、107円付近の上値の重さを嫌気したドル売りに押されている。週明けのアジア市場時間帯では米株先物は弱含んでおり、今晩の米株安が予想され、ISM製造業をきっかけに株安が進めば、ドル・円は106円を割り込む可能性もあろう。
ただ、第2四半期に入り、新規のドル買い・円売りが見込まれるため、ドルの下げは小幅にとどまるだろう。また、今週は6日に雇用統計の発表が予定され、内容を見極めたいとのムードもある。連邦準備制度理事会(FRB)の今年の利上げペース加速を見込んだドル買いは、足元では期待しづらい。かといって、米国経済の拡大を背景とした金融正常化の方向に変わりはなく、ドル・円は105円台に下げれば押し目買いが入りやすいだろう。

【今日の欧米市場の予定】
・22:45 米・3月製造業PMI改定値(予想:55.7、速報値:55.7)
・23:00 米・3月ISM製造業景況指数(予想:60.0、2月:60.8)
・23:00 米・2月建設支出(前月比予想:+0.4%、1月:0.0%)
・07:00 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演(金融政策と経済)
・イースターマンデーで休場:英、独、仏




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