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前場に注目すべき3つのポイント~トランプ発言で一転ドル高、自律反発意識も


26日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:トランプ発言で一転ドル高、自律反発意識も
■前場の注目材料:帝人、白色フィルム撤退、液晶ディスプレー用、付加価値品にシフト


■トランプ発言で一転ドル高、自律反発意識も

26日の日本株市場は若干の自律反発が意識されそうだ。25日の米国市場では、ハイテク株が引き続き軟調だが、主要企業の決算が好感され、NYダウが最高値を更新している。シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円安の23605円。一方で円相場はトランプ大統領が最終的にドル高が望ましいとの認識を示したことを受けて一転ドル高に振れており、買い戻しの流れが意識されそうだ。インテルが時間外で上昇しており、ハイテク株の下支えとなるかが注目される。

もっとも、ファナック<6954>の決算を控えた模様眺めムードも強く、日経平均は足元のもち合いレンジ内での推移になりそうだ。物色についてもインデックスに絡んだ商いから全般しっかりとなりそうだが、先物に振らされやすい需給状況でもあり、これを避ける流れからも中小型株にシフトしやすいだろう。

また、日経平均はもち合いレンジながらも、足元の調整でシグナルが悪化傾向にある。大きくリバウンドを見せられないと短期的には陰転シグナルも点灯してくるため、手掛けづらくさせてきそうである。決算を手掛かりとした個別対応か。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■前場の注目材料

・NYダウは上昇(26392.79、+140.67)
・米キャタピラー、通期見通しは予想上回る
・日銀、大規模な金融緩和を維持
・ドル円、1ドル109円50-60銭
・米インテル、決算受けて時間外で上昇


・帝人<3401>、白色フィルム撤退、液晶ディスプレー用、付加価値品にシフト
・日立金<5486>、部門間連携を加速、機構改革


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・10:00  アルミ出荷統計(12月)
・10:10  国債買い入れオペ(残存期間1年超5年以下と10年超)(日本銀行)


<海外>
・10:30  中・工業利益(12月)    14.9%






<HT>

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