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日経平均は92年の高値を突破【クロージング】


9日の日経平均は続伸。135.46円高の23849.99円(出来高概算16億6000万株)で取引を終えた。8日の米国市場は高安まちまちだったが、5日の米雇用統計後の上昇を評価した格好となった。シカゴ先物が大阪比225円高の23945円と大きく上昇していた流れを受けて、1992年の高値を突破して始まった。その後は目先的な達成感が意識されたほか、円相場の円高が嫌気されたほか、トランプ政権に対する政策運営リスクがくすぶったことから、上げ幅を縮めている。ただし、下値の堅さは意識されており、午後は23800円台でのこう着が続いた。

セクターは不動産、電気機器、証券、ガラス土石、機械が堅調。半面、鉱業、石油石炭、パルプ紙、水産農林、倉庫運輸、サービスが一服。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ファナック<6954>、住友不<8830>、ソニー<6758>がしっかり。半面、ユニファミマ<8028>、スズキ<7269>、リクルートHD<6098>がさえない。

日経平均は連日でバブル崩壊後の高値更新となったが、92年の高値を超えているほか、先物市場では24000円にタッチしたこともあり、いったんは達成感が意識されやすいところであろう。また、トランプ大統領のロシアゲート問題が再燃する格好となっており、利益確定の流れが強まったようである。ただ、グローベックスの米株先物は小動きに推移しており、見極めが必要であろう。また、為替市場では日本銀行がこの日の金融調節で長期国債買い入れ額を減らしたことを受けて、量的金融緩和縮小の思惑から円買いが優勢となったことも利益確定に向かわせていた。とはいえ、黒田総裁は昨年末には、引き続き粘り強く金融緩和政策を続けるとしており、ショートポジションは禁物であろう。

オプションSQを週末に控えていることもあり日経平均は高値もち合いが意識されるが、物色意欲は依然として強く、出遅れセクターや中小型株に資金が向かいやすいとみておきたい。(村瀬智一)



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