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今日の為替市場ポイント:米長期金利低下などを意識してドル上げ渋りも


6日のドル・円相場は、東京市場では114円02銭から114円73銭で推移。欧米市場ではドルは113円70銭まで売られており、113円71銭で取引を終えた。

本日7日のドル・円は、113円台後半で推移か。米長期金利の下落などを背景にドル売り・円買いが優勢となっている。材料不足で全体的に方向感に欠ける中、日経平均株価の動きをにらみ、113円台後半でこう着状態か。

新規材料に欠ける中、米長期金利の下落を背景にドル売り・円買いが強まっているほか、前日の上昇を受けた利益確定売りもみられる。米下院歳入委員会は6日、共和党の税制改革案に関する討議を開始した。市場は審議が本格化する米税制改革案の行方に注視している。また、来年半ばの退任を発表した米ニューヨーク連邦準備銀行のダドリー総裁を受けて、今後の米連邦準備制度理事会(FRB)人事の行方にも注目が集まっているようだ。

なお、トランプ大統領は6日に行なわれた安倍首相との共同記者会見で対日貿易赤字に言及し、「慢性的な不均衡を是正していかなければならない。日本に対する貿易赤字を減らしていかなければならない」と述べており、リスク回避目的の円買いが入りやすい地合いとの見方が出ている。ただし、日経平均株価が底堅く推移した場合は、113円台後半で小動きとなる可能性もある。



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