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前場に注目すべき3つのポイント~やや利食い優勢か、安川電に注目、アベノミクス再起動


24日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:日柄調整なら出遅れが目立つ中小型株に矛先向かうか
■外資系証券の注文動向:差し引き370万株の買い越し
■前場の注目材料:シンフォニア、医療ロボ、動き繊細に、超小型電磁ブレーキ開発

■日柄調整なら出遅れが目立つ中小型株に矛先向かうか

24日の日本株市場はやや利食い優勢の展開になりそうだ。23日の米国市場は米主要決算や税制改革への期待感から買いが先行したが、その後は利益確定の流れとなった。NYダウ、ナスダックともに下落し、シカゴ日経225先物清算値は大阪比90円安の21650円だった。円相場は1ドル113円45銭辺りでの推移となっている。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から利食い先行になろうが、前日まで日経平均は15連騰で最長記録を更新したこともあり、心理的にもいったんは達成感が意識されやすいところであろう。また、決算発表が本格化する中、昨日大引け後に決算を発表した安川電<6506>が、内容は評価するも高値圏に位置することから、利益確定に向かいやすいと考えられる。これまで同様、次第に決算を見極めたいとする模様眺めムードも強まろう。

もっとも、海外投資家によるインデックスに絡んだ売買での上昇が続いており、下値の堅さは意識されやすいだろう。また、インデックス主導による主力大型株が中心の上昇だったため、中小型株の出遅れ感も目立つ。日経平均が過熱感から高値圏での日柄調整となるようだと、出遅れ感が目立つ中小型株に物色の矛先が向かう可能性もあろう。

また、アベノミクス再起動から先高観も根強く、関連するテーマ株などへの物色も改めて意識されやすいだろう。押し目買い意欲も強く、押し目待ちに押し目なし、といった需給状況であることも意識される。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■外資系証券の注文動向:差し引き370万株の買い越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り670万株、買い1040万株、差し引き370万株の買い越しとの観測。

10月 17日(火):340万株の売り越し
10月 18日(水):330万株の売り越し
10月 19日(木):120万株の買い越し
10月 20日(金):80万株の買い越し
10月 23日(月):140万株の買い越し


■前場の注目材料

・アベノミクス再起動
・日経平均は15営業日続伸(21696.65、+239.01)最長記録
・マザーズ指数は上昇、(1098.55、+13.68)
・ドル円は1ドル113円40銭-50銭
・NY原油は上昇、(51.90、+0.06)
・NY金は上昇、(1280.9、+0.4)
・電子部品大手6社、7-9月期受注額最高
・9月百貨店売上、4.4%増

・シンフォニア<6507>、医療ロボ、動き繊細に、超小型電磁ブレーキ開発
・パナソニック<6752>、米データ解析社買収、IoTデータ活用加速
・マクセルHD<6810>、電気容量、スマホの60倍、農業ドローン専用リチウムイオン電池開発


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・10:00  東芝の臨時株主総会
・10:00  営業毎旬報告(10月20日現在、日本銀行)
・10:00  伸銅品出荷統計(9月)

<海外>
・特になし



<HT>

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