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欧米為替見通し:米FRBの金融正常化方針の堅持でドル・円は上昇、円売り継続も


今日の欧米外為市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)が焦点。米連邦準備制度理事会(FRB)は金融政策の正常化方針を堅持する見通しで、年内利上げの可能性が示されればドル・円は上昇基調となりそうだ。また、本日から日銀金融政策決定会合が開催され、異次元緩和の継続を意識した円売りも続くだろう。

FRBは日本時間21日3時にFOMC声明を発表し、同3時半からイエレン議長が記者会見する予定。政策金利1.00-1.25%の据え置きはすでに織り込まれたようだが、バランスシート縮小を決定するとみられ、金融政策の正常化をまた一歩進めることになろう。

14日に発表された米国の8月消費者物価指数(CPI)は堅調となった反面、15日の8月小売売上高は低調な内容となるなど、経済指標はまちまち。このため、イエレン議長は記者会見で次の利上げ時期などに関し明言は避けながらも、引き締め方針は崩さない見通し。CMEグループが算出するFedウォッチでは、5割以上が12月利上げを見込んでおり、イエレン議長発言がハト派寄りのスタンスでなければドル買い基調は継続しよう。

ただ、年内利上げについては懐疑的な見方も根強く、目先発表される4-6月期国内総生産(GDP)確定値(28日)や9月雇用統計(10月6日)などを見極めたいとのムードも広がりそうだ。ドル・円はFRBの政策決定やイエレン議長の発言などを手がかりに112円トライが見込まれるものの、「112円定着には時間がかかる」(ある短期筋)との見方もある。

一方、日銀は本日と明日、金融政策決定会合を開催。足元では衆院解散・総選挙の可能性が取りざたされており、日銀の異次元緩和の継続を意識した円売りが強まりやすい。仮に、今晩のFOMCで年内利上げ観測が後退しドル売りに振れても、円売りがドル・円を下支えしよう。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・17:00 南ア・8月消費者物価指数(前年比予想:+4.9%、7月:+4.6%)
・17:30 英・8月小売売上高(前月比予想:+0.2%、7月:+0.3%)
・23:00 米・8月中古住宅販売件数(予想:545万戸、7月:544万戸)
・03:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)が声明・経済見通し発表(政策金利は1.00-1.25%に据え置き予想)
・03:30 イエレン米FRB議長会見





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