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前場に注目すべき3つのポイント~先物主導もそろそろ戻り売り警戒、需給良好な次世代電池株などへ


13日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:先物主導もそろそろ戻り売り警戒、需給良好な次世代電池株などへ
■外資系証券の注文動向:差し引き10万株の売り越し
■前場の注目材料:資生堂、しわ改善化粧品、中国で


■先物主導もそろそろ戻り売り警戒、需給良好な次世代電池株などへ

13日の日本株市場は、こう着ながらもリバウンド基調が意識される。12日の米国市場は上昇。地政学リスクが和らぎ、投資家心理の改善によって終日堅調な展開となった。米長期金利の上昇を受けて金融株が買われたことも、買い安心感につながっていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円高の19725円となり、これにサヤ寄せする格好から、買いが先行しよう。

日経平均は連日でギャップ・アップからのスタートでリバウンド基調が強まってきている。もち合いレンジの上限を上放れつつあるが、ここから出来高が積み上がっている水準に接近することから、戻り待ちの売り圧力が意識されやすいだろう。また、直近のリバウンドでは先物主導によるインデックス売買による影響が大きく、本日も指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>やファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>などの動向次第といったところであろう。

また、リバウンド一巡感が意識されてくるなか、急ピッチの調整をみせていた中小型株への見直しも意識されてきやすい。需給整理も進捗しているとみられ、下げのきつかった銘柄への短期的なリバウンドを狙った売買が注目される。その他、米アップルは新型「iPhone x」を発表した。材料出尽くしが意識されそうだが、押し目拾いのスタンス。また、フランクフルト自動車ショーが開幕したこともあり、EV化の流れから好調な次世代電池株への物色は続こう。その他、北朝鮮の情勢への警戒感がくすぶるため、防衛関連への押し目狙いも意識されやすいか。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■外資系証券の注文動向:差し引き10万株の売り越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り850万株、買い840万株、差し引き10万株の売り越しとの観測。

09月6日(水):270万株の売り越し
09月7日(木):690万株の買い越し
09月8日(金):690万株の買い越し
09月11日(月):420万株の買い越し
09月12日(火):40万株の買い越し


■前場の注目材料

・NYダウは上昇(22118.86、+61.49)
・ドル円は1ドル110円15銭-25銭
・ナスダックは上昇(6454.28、+22.02)
・シカゴ日経平均先物(19725、+95)
・NY原油は上昇、(48.23、+0.16)
・米債務上限引き上げ成立、デフォルト当面回避
・次世代電池関連への物色意欲強い
・米7月JOLT求人件数617万件(予想600万件)

・トヨタ自<7203>、「ハイラックス」復活、13年ぶりタイから輸入
・資生堂<4911>、しわ改善化粧品、中国で
・味の素<2802>、ミャンマー開拓、風味調味料を生産、現金直売を導入
・クボタ<6326>、自販機撤退、インドネシア工場、富士電機に売却
・ダイセル<4202>、水処理コスト半減、ろ過膜、目詰まり少なく

☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・10:10  国債買い入れオペ(残存期間1年超5年以下と5年超10年以下)(日本銀行)

<海外>
・特になし



<HT>

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