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NY為替:ドル弱含み、トランプ米政権に対する不信感が再浮上


11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円49銭へ上昇後、113円72銭まで反落し、113円96銭前後で引けた。日米金利差拡大観測を受けたドル買い・円売りが優勢となつたのち、予想を下回った米国の5月JOLT求人件数やブレイナード米連邦準備制度理事会(FRB)理事が追加利上げに慎重な見通しを示したほか、トランプ大統領の長男が公開したメールの中で、「選挙支援したい」とのロシア側の意向が示されたことが明らかになると、政権への警戒感が再燃し、リスク回避のドル売り・円買いが加速。

ユーロ・ドルは、1.1394ドルから1.1480ドルへ上昇して1.1466ドルで引けた。欧米金利差の拡大観測を受けたユーロ売り・ドル買いが後退。ユーロ・円は、130円21銭から130円77銭へ上昇した。ポンド・ドルは、1.2923ドルから1.2831ドルへ反落。利上げを示唆すると見られていた英国中央銀行のブロードベント副総裁の講演での発言が「英国のEU離脱後の貿易を懸念する」と予想外のハト派寄りとなったため、ポンドの売り戻しが加速した。ドル・スイスは、0.9695フランから0.9625フランへ下落。安全通貨としてのフラン買いが強まった。



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