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前場に注目すべき3つのポイント~ハイテクやゲーム株の動向に関心集まる


29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:ハイテクやゲーム株の動向に関心集まる
■外資系証券の注文動向:差し引き650万株の買い越し
■前場の注目材料:東芝、WDを損賠提訴、半導体売却妨害、1200億円請求


■ハイテクやゲーム株の動向に関心集まる

29日の日本株市場は、買い先行の展開になろう。28日の米国市場は引き続き長期金利の上昇を受けて金融セクターを中心に買いが先行するなか、ハイテク株にも買い戻しの流れが広がっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円高の20210円、円相場は1ドル112円35銭辺りで推移している。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、日経平均は前日の下落部分を吸収することになろう。昨日はハイテクが利食いに押される一方で、金融や自動車、素材関連の上昇によってリバランスが進む格好。ただし、さすがにハイテクが利食いに向かう格好となると、個人のセンチメントに影響を与え、中小型株の利食いにつながってしまっていた。

米国同様、金融セクターのリバウンドのほか、ハイテク株への買い戻しが見られるようだと、センチメントを明るくさせよう。日経平均は高値圏に位置するなか、大きくトレンドが強まる展開にはなりづらいが、やや出遅れている銘柄や調整一巡感のある銘柄へシフトしてくる可能性はありそう。

まずはハイテクセクターのリバウンドのほか、中小型株では利食いの流れが強まってきたゲーム株の動向が注目されそうだ。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■外資系証券の注文動向:差し引き650万株の買い越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り470万株、買い1120万株、差し引き650万株の買い越しとの観測。

06月22日(木):200万株の売り越し
06月23日(金):450万株の売り越し
06月26日(月):180万株の売り越し
06月27日(火):50万株の売り越し
06月28日(水):420万株の買い越し


■前場の注目材料

・シカゴ日経225先物(20210、+70)
・NYダウは上昇(21454.61、+143.95)
・NY原油は上昇(44.74、+0.50)
・ECB量的金融緩和縮小示唆
・FRB、ストレステストで全34行の資本計画承認
・米金融規制緩和策への期待

・住友商事<8053>、ミャンマーに商用車、日野自の現地販売網構築
・トヨタ<7203>、小型車工場改革、事前に生産順序決め部品在庫減
・富士フイルムHD<4901>、微量の血液、郵送し健診、国内外で開始
・タカタ<7312>、民事再生開始、主要取引債権は保護
・東芝<6502>、WDを損賠提訴、半導体売却妨害、1200億円請求
・JT<2914>、加熱式たばこ都内進出
・JXTG<5020>、「家庭用ガス参入に意欲、石油以外育成急ぐ
・パナソニック<6752>、スポーツ電動自転車開拓、フレーム製販もテコ入れ


☆前場のイベントスケジュール

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・特になし

<海外>
・特になし



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