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今日の為替市場ポイント:米長期金利伸び悩みでリスク選好のドル買い抑制も


22日のドル・円相場は、東京市場では111円43銭から110円95銭で推移。欧米市場でドル・円は111円00銭まで下げた後に111円45銭まで反発し、111円32銭で取引を終えた。

本日23日のドル・円は主に111円台前半で推移か。NY原油先物は反発したが、米長期金利は伸び悩んでおり、リスク選好的なドル買いは引き続き抑制される可能性がある。

米共和党上院指導部は22日、医療保険制度改革(オバマケア)の改廃案を公表した。報道によると、富裕層向けの課税を撤廃し、貧困層向けの支援を削減する。下院で可決された法案内容が基になっているが、上院案ではオバマケアの原資となっていた富裕層向けの純投資所得税廃止や、メディケイド(低所得者向け公的医療保険)拡大を2021年から2024年までの期間で段階的に縮小し、2025年以降は下院案を上回る削減が実施される。

共和党上院指導部が発表した改廃案に対する評価はまちまちとなっているようだ。共和党保守派の議員4名は改廃案に賛成しない意向を示したと報じられた。保守派以外の一部議員も同調する可能性があるとみられているが、3名以上の共和党議員が反対票を投じた場合、改廃案は否決されるとみられており、この場合はリスク回避のドル売りが広がる可能性があるとみられている。



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