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後場に注目すべき3つのポイント~日経平均は反落、中小型株物色とは言え主力大型株が強くないと盛り上がりに欠ける


21日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は反落、中小型株物色とは言え主力大型株が強くないと盛り上がりに欠ける
・ドル・円は111円24銭、下げ渋り、日本株にらみの展開
・値下がり寄与トップはファーストリテ、同2位は電通となった。


■日経平均は反落、中小型株物色とは言え主力大型株が強くないと盛り上がりに欠ける

日経平均は4営業日ぶりに反落。46.51円安の20183.90円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えている。20日の米国市場は、原油相場の下落が嫌気され、エネルギーセクターを中心に反落となった。シカゴ日経225先物は大阪比30円安の20170円となるなか、利食い先行の展開から始まった。ただし、前日までの上昇で年初来高値を更新していたこともあり、想定内の一服との見方から押し目買い意欲も強く、底堅さが意識されている。

セクターでは、空運、ガラス土石、陸運、ゴム製品、建設がしっかり。半面、鉱業、証券、非鉄金属、銀行、石油石炭、保険、海運が冴えない。売買代金上位では、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、三井住友<8316>、JT<2914>が軟調。一方でトヨタ自<7203>、村田製<6981>、GNI<2160>、アンジェス<4563>が堅調。

日経平均は前日空けたマドを埋める格好の調整であり、5日線は上回っている状況。短期的な過熱感や達成感も意識されやすいところであるため、押し目買い意欲は強そうである。後場は日銀のETF買い入れへの思惑が下支えとなり、より売り込みづらくさせよう。

物色は中小型株に向かいやすく、個人主体での売買が中心になりやすいだろう。ただし、指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>やソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>が冴えないほか、日東電<6988>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>など値がさハイテク株も弱い。中小型株物色とは言え、主力処が強い動きをみせられないと、物色意欲も盛り上がりに欠けるだろう。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■ドル・円は111円24銭、下げ渋り、日本株にらみの展開

21日午前の東京外為市場で、ドル・円は下げ渋り。日本株の弱含みを背景にややリスク回避的な動きとなった。

ドル・円は、日経平均株価は前日終値を下回って推移したことで、リスク回避的なドル売り・円買いに振れやすい地合いとなった。ただ、日経平均が20000円の大台を維持したことで、ドルの下げは限定的となった。

ランチタイムの日経平均先物が下げ幅をやや拡大しており、日経平均株価の目先の一段安を警戒した動きが広がりやすい。ドルは111円付近では押し目買いも観測されるが、日経平均が20000円台を維持できるか、注目される。

ここまでのドル・円の取引レンジは111円25銭から111円49銭、ユーロ・円は123円88銭から124円13銭、ユーロ・ドルは1.1130ドルから1.1137ドルで推移した。

12時19分時点のドル・円は111円24銭、ユーロ・円は123円88銭、ポンド・円は140円49銭、豪ドル・円は84円24銭で推移している。

(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・シーシーエス<6669>や沢藤電<6901>などがストップ高

・タカタ<7312>がストップ安

※一時ストップ高・安(気配値)を含みます

・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は電通<4324>となった。

・日銀議事要旨(4月26-27日開催分)

「2%の物価安定目標に向けたモメンタムは維持されているが、なお力強さに欠け、引き続き注意深く点検していく必要があるとの見方で一致」

「2%の物価安定目標の実現までなお距離があることを踏まえると、現在の金融市場調節方針のもとで、強力な金融緩和を推進していくことが適切」(多くの委員)


☆後場の注目スケジュール☆

<国内>
・13:30  全産業活動指数(4月)  1.6%  -0.6%

<海外>
・特になし



<HT>

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