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後場に注目すべき3つのポイント~日経平均は続落、25日線の攻防、物色はリバランス中心


15日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は続落、25日線の攻防、物色はリバランス中心
・ドル・円は109円58銭、もみあい、方向感の乏しい値動き
・G-FACやシステムディなどがストップ高


■日経平均は続落、25日線の攻防、物色はリバランス中心

日経平均は続落。86.06円安の19797.46円(出来高概算9億9000万株)で前場の取引を終えている。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、大方の予想通り政策金利が引き上げられた。イエレンFRB議長の会見内容も概ね想定内だった。一方で、原油先物相場が下げているほか、ハイテク株の戻りが続かなかったこともあり、イベント通過とは言え不安定な展開に。ワシントン郊外で共和党下院議員が負傷する銃撃事件が発生したことも、手控え要因となった。

続落で始まった日経平均は、その後急速に切り返すなか、一時19963.36円まで上げ幅を広げる場面もみられた。しかし、2万円には届かず、急速に値を消すなかで支持線として意識されていた25日線を再び下回ったことで売り圧力が強まり、19800円を割り込んできている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。セクターではその他製品、空運、建設、水産農林がしっかり。一方で、ゴム製品、保険、鉄鋼、石油石炭、海運が冴えない。

日経平均は支持線として意識されていた25日線を割り込んでおり、利益確定の流れが強まりやすい。セクターで上昇しているところをみても、強いトレンドが継続しているほか、信用倍率が1倍を下回る売り長の状況など、需給妙味の大きい銘柄やセクターに、買い戻しの動きが出ているといったところである。

リバランス中心のなか、積極的に上値を取りに行く参加者は限られているようである。ハイテク株が冴えないなか、金融へのシフトも期待しづらく、物色対象が定まらない状況でもあろう。中小型株についてもまちまちの展開になってきており、材料のある銘柄に商いが集中する一方で、動きの鈍い銘柄からは資金の逃げ足が速い。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■ドル・円は109円58銭、もみあい、方向感の乏しい値動き

15日午前の東京外為市場でドル・円はもみあい。日本株をにらみながら、方向感の乏しい値動きとなった。

ドル・円は、前日海外市場で一時108円84銭まで売り込まれたが、アジア市場では値を戻す展開。朝方の109円27銭から109円80銭まで切り返した後は買戻し一服。ただ、日経平均株価のマイナス圏推移が意識され、ドル買い・円売りはやや弱まったようだ。
日経平均株価は19700円台まで下落して前引け、ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが続いており、目先の日本株安継続を警戒したドル売り・円買いの流れに転じる可能性もあろう。引き続き株価に連動した値動きとなりそうだ。

ここまでのドル・円の取引レンジは109円27銭から109円80銭、ユーロ・円は122円51銭から123円19銭、ユーロ・ドルは1.1205ドルから1.1223ドルで推移した。

12時24分時点のドル・円は109円58銭、ユーロ・円は122円92銭、ポンド・円は139円64銭、豪ドル・円は83円34銭で推移している。

(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・G-FAC<3474>やシステムディ<3804>などがストップ高

※一時ストップ高・安(気配値)を含みます

・米連邦公開市場委員会(FOMC)
「バランスシートの再投資を継続、縮小計画を発表へ」
「インフレの展開を綿密に監視」
「経済活動は緩やかに改善、消費も伸びを加速、緩やかな利上げを正当化」
「労働市場は、引き続き強まっている、投資も拡大」
「雇用の伸びは緩やかだが、年初以来、顕著に改善」
「インフレは中期的に2%前後で安定へ」
「インフレは短期的に2%以下で推移へ」
「バランスシートの縮小を年内に開始するとの見通し」
「カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁は反対票に投じる」


☆後場の注目スケジュール☆

<国内>
・13:00  首都圏マンション発売(5月)     38.6%

<海外>
・特になし



<HT>

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