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個別銘柄戦略:資金は中小型株に向かいやすい、一部銘柄に集中する流れ、ブロックチェーン関連などに注目


週明けの米国市場はメモリアルデーの祝日で休場になるため、海外勢のフローは限られよう。北朝鮮のミサイル発射報道による地政学リスクの高まりも手掛けづらくさせそうだ。また、FBIのコミー前長官は、30日以降に上院情報委員会の公聴会で証言する予定でもあり、改めてトランプ政権の政治混乱リスクへの警戒が重しになる可能性がある。その他、米雇用統計など重要指標の発表も予定されている。資金の流れは中小型株に向かいやすいとみておきたい。

とはいえ、中小型株についても業績を評価する動きとはいえ、一部の銘柄に集中する流れが続いており、過熱感が警戒されるところ。良好な需給状況のなかで弱気になる必要はないものの、資金の逃げ足の速さが強まりやすく、やや慎重姿勢が必要といったところ。相対的に出遅れている銘柄やテーマ株での水準訂正を狙った流れが意識されてきそうだ。また、仮想通貨の荒い値動きが話題となるなか、ブロックチェーン関連などには、思惑的な資金が向かいやすいとみられる。個別では、強気格付けや格上げが観測されているアウトソーシング<2427>、クレハ<4023>、豊田合成<7282>、カルビー<2229>、信越化<4063>、共英製鋼<5440>が注目される。



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