10時30時点の日経平均は72円安、露の自爆テロなどで防衛関連銘柄に物色

10時30分時点の日経平均は前日比72.33円安の18910.90円。TOPIXは前日比6.07pt安の1510.96pt。

業種別では売りが優勢。下落率トップは前日比2.17％安で海運。日本郵船<9101>の下げが目立つ。その他、証券、銀行、輸送用機器などが上位に続いている。一方、石油石炭を筆頭に鉱業、食料品などが上昇。

東証1部の売買代金トップは任天堂<7974>。その他、東芝<6502>、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、みずほ<8411>、ソフトバンクグ<9984>、三井住友<8316>などがランキング上位に続いている。

また、露のサンクトペテルブルグで、走行中の地下鉄車両で自爆テロとされる爆発事件が発生。足元でその他にも、北朝鮮のハッキングで米韓軍の軍事作戦流出の疑い、北朝鮮の党機関紙が長距離弾道弾の発射準備を示唆したことなども報じられ、石川製作所<6208>や豊和工業<6203>など防衛関連銘柄の一角に関心が向かっている。

東証1部の騰落状況は値上がり615銘柄、値下がり1245銘柄。値上がり率上位銘柄は、キムラタン<8107>、日本フィルコン<5942>、ジャステック<9717>、石川製作所<6208>、アイロムG<2372>など。ジャステックは、17年11月期の第1四半期の営業利益が前年同期比68.1％増の6.81億円で着地したこと、アイロムGは子会社が米国総合病院とライセンス契約を締結したことがそれぞれ材料視され急伸。

一方値下がり率上位は、北の達人<2930>、キユーピー<2809>、東芝<6502>、イーブック<3658>、アスクル<2678>など。北の達人は前日比11％安となっている。


（株式アナリスト　若杉篤史）



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