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イベント通過後のアク抜けを意識しておきたい【クロージング】


13日の日経平均は3営業日続伸。29.14円高の19633.75円(出来高概算14億7000万株)で取引を終えた。円安一服のほか、先週末の大幅上昇の反動もあり、利益確定の流れが先行。しかし、2月の雇用統計を受けて今週のFOMCでの利上げが決定的とみられるなか、利食い一巡後はプラス圏を回復している。日経平均は寄付き直後に19531.51円まで下げる場面をみせたが、もち合いレンジ上限での底堅さが意識され、その後の切り返しでザラバベースの昨年来高値に接近。午後は日中値幅が40円程度と狭いレンジ取引だったが、19600円固めの動きとなった。

セクターでは電力ガス、空運、陸運、情報通信、建設、サービス、倉庫運輸がしっかり。半面、証券、鉄鋼、海運、石油石炭、鉱業、金属製品が小安い。ややディフェンシブ系の物色となったが、輸出関連ではトヨタ自<7203>が後場に入りプラス圏を回復するなど、底堅さが意識されている。東証1部の騰落銘柄は値上がり数が若干上回っているが、値上り、値下がり数は拮抗。手掛けづらさは意識されているが、イベント通過後のアク抜けを意識しておきたい。

一方で中小型株には、利益確定の動きが強まる場面もみられている。過熱警戒感が強まるなか、資金の逃げ足も速いため、急速に値を消す動き等も警戒しておきたい。もっとも、資金回転が早まっているなかでは、需給面でのシコリは残らず、出直りも早いだろう。目先は出遅れ感のある銘柄のリバウンドを意識しておきたい。



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