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3月はリスクオンで「くりっく365」「くりっく株365」の売買が増加する可能性も


東京金融取引所(金融取)が手掛ける取引所為替証拠金取引「くりっく365」では、2月の取引数量は前月比24.4%マイナスの240万2878枚。1日の平均取引数量も12万0142枚と前月比で減少した一方、月末時点の証拠金預託額は4356億円と前月比6億円増加した。取引通貨量では、米ドル、南アフリカランド、トルコリラの順となっている。

一方、取引所株価指数証拠金取引「くりっく株365」では、2月の取引数量は前月比12.4%減の50万3383枚。1日の平均取引数量に関しても2万5169枚と前月比では減少。一方、月末時点の証拠金預託額は、460億円と前月比では18億円増加した。これは1月23日からSBI証券がサービスを開始したことが影響したと思われる。

2月の為替、株式市場はともに、2月28日(東京時間3月1日)に予定されていたトランプ大統領による施政方針演説を見極めたいとするムードが強まり、様子見姿勢が強まった。明確な方向感に乏しかったことや、上下に振れるような動きもみられなかったことから、盛り上がりには欠ける展開に。月間のドル・円の値幅はわずか3円50銭ほどに留まった。

しかし、3月に入り相場展開は一変。トランプ大統領による施政方針演説に対する市場の評価はおおむね良好で、大規模減税や1兆ドル規模のインフラ投資計画を改めて評価し、NYダウは21000ドルの大台を突破した。為替市場は、トランプ政権によるドル高けん制の流れなどが影響し上値は重いが、ドル・円は114円台で推移している。2日は日経平均も昨年来高値をクリア。蓄積されていた市場エネルギーが放出される展開となれば、リスクオンの株買い、ドル買い(円安)の展開も期待できよう。相場の方向性がでることから、3月は「くりっく365」「くりっく株365」ともに出来高が増加すると想定する。



<MT>

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