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今日の為替市場ポイント:米経済指標の改善などを意識してリスク回避の円買い抑制へ


1日のドル・円相場は、東京市場では112円64銭から113円63銭まで上昇。欧米市場でドルは113円95銭まで買われた後に112円83銭まで反落し、113円25銭で取引を終えた。

本日2日のドル・円は、主に113円台で推移か。米3月利上げ観測は後退したが、米経済指標の改善や欧米株高を意識してリスク回避的な円買いは抑制される見込み。

1日に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で、政策金利の据え置きが予想通り決定された。FOMC声明では、労働市場の需給は引き締まっていることや経済活動が緩やかなペースで拡大していることが指摘されたが、企業の設備投資は引き続き軟調との見方が示された。

市場関係者が注目したインフレ見通しについては、「将来のインフレを示す市場ベースの指標は低いままで、長期的なインフレ期待の指標は、総じてあまり変わっていない」との見解が示された。「インフレ率は中期的に2%に向かって上昇する」との見通しは維持されたが、声明には次回(3月14—15日)のFOMC会合での利上げ決定を示唆する文言は含まれていなかった。

ただ、今回のFOMC声明には、トランプ政権の財政拡張策に関する見解は含まれていないことから、一部の市場関係者は米国金利の先高観は後退しておらず、ドルはこの先も底堅い動きを続けると予想している。





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